- 2025/12/26 掲載
午後3時のドルは156円前半へ上昇、上値追いは限定的
[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日東京市場の午後5時時点から小幅にドル高/円安の156円前半で推移している。国内企業による外貨調達需要に加え、日銀の利上げが遅れるとの思惑が円売りを促す一方、上値追いの動きも限られた。
ドルは朝方の155円後半から仲値公示後にかけて156円半ばまで上昇した。クリスマスの休場後で決済需要がたまっていたとの声も聞かれた。午後にかけては156円前半でのもみ合いに終始した。
朝方に発表された12月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年比で2.3%の上昇と、伸び率は前月の2.8%から大きく縮小した。
外為どっとコム総合研究所の神田卓也シニア為替アナリストは都区部CPIについて、「高市政権の圧力も想定される中、利上げは難しいというムードになりがち」と指摘する一方、今は円売りを仕掛けても追随する向きは少ないとの見方も示している。
来週はクリスマス休暇が明けて市場参加者が戻り、年末・月末の需要で取引も増加するとみられている。来年は年初から米国の次期連邦準備理事会(FRB)議長の指名が見込まれるなどイベントも多く、そうしたイベントを「先取りした動き」(国内金融機関の為替ディーラー)が出てくる可能性も指摘されている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 156.18/156.23 1.1785/1.1787 184.10/184.11
午前9時現在 156.08/156.13 1.1783/1.1785 183.94/183.98
東京前日午後5時 155.90/156.10 1.1775/1.1788 183.78/183.82
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