ソフトバンクＧ、米デジタル基盤投資会社を買収　ＡＩ関連資産拡充へ

Akash Sriram

［２９日　ロイター］ - ソフトバンクグループ（ＳＢＧ）は、データセンターや携帯電話基地局、通信網などのデジタル基盤に投資するデジタルブリッジグループを買収する。両社が２９日に発表した。

ＳＢＧの孫正義会長兼社長は、さまざまな人工知能（ＡＩ）の稼働を支える演算能力を備えたデジタル基盤に対する需要の高まりに投資機会を見出そうとしており、今回の買収もＳＢＧがそうしたＡＩ関連資産を拡充する取り組みの一環だ。

買収条件はデジタルブリッジ１株当たり１６ドルで、２６日終値に１５％のプレミアムを乗せた水準で４０億ドルと評価した。買収手続きは来年後半に完了する見通し。

１９９１年に不動産投資会社コロニー・キャピタルとして設立され、２０２１年に現社名へ改称したデジタルブリッジは、同時にデジタル基盤投資を専門に手がけるようになった。今年９月末時点の運用資産は約１０８０億ドルと、この分野では最大級の規模に達している。