- 2026/01/04 掲載
新鮮な卵や牛乳で訪日客を魅了=おいしさ発信にあの手この手
活気づくインバウンド(訪日客)需要に着目し、鶏卵や牛乳といった日本産食材をアピールする動きが業界内で広がっている。観光庁の2024年のインバウンド消費動向調査によると、「訪日前に期待していたこと」は、最多の82.2%が「日本食を食べること」だった。訪日客数はコロナ禍以降右肩上がりで増加しており、日本での消費体験をSNSで発信してもらえれば、さらなる需要拡大につながると期待されている。
日本養鶏協会は、料理教室大手のABCクッキングスタジオ(東京都千代田区)と組み、訪日客向けに卵料理の教室を始めた。すし店や旅館などで提供され、知名度が高まっている卵焼きと、海外では珍しい生卵を味わえる卵かけごはんをメニューに選んだ。
卵焼きは切断面の層が特徴的なこともあり、作り方に興味を持つ人が多い。海外では卵焼き器の四角い形も珍しさから人気という。卵かけごはんは、生卵の食感が苦手な人も食べやすいよう、白身をメレンゲ状に調理するレシピにした。
牛乳業界も、需要拡大の糸口として訪日客への発信に取り組む。全国農業協同組合連合会(JA全農)は年末年始に、リゾート開発などを手掛けるリソル(千葉県茂原市)が運営する全国20カ所の「リソルホテルズ」で、ご当地牛乳をウエルカムドリンクとして提供する。
年末年始は学校給食がないことから、年間で最も牛乳の消費が減少する時期だ。一方でホテル業界は繁忙期で、訪日客も多く宿泊する。リソルホテルズでは普段から、牛乳を買って部屋に戻る訪日客が散見されており、既に牛乳人気は高い。夏休みの時期に実施した前回も好評だったという。
【時事通信社】 〔写真説明〕ホテルのロビーで提供されるご当地牛乳のウエルカムドリンク(全国農業協同組合連合会提供)
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