- 2026/01/28 掲載
アドテスト、今期3度目の上方修正 AI向け半導体需要の好調継続
Ritsuko Shimizu Miho Uranaka
[東京 28日 ロイター] - 半導体検査装置大手アドバンテストは28日、2026年3月期通期の連結純利益予想(国際会計基準)を2750億円から前年比約2倍の3285億円へ上方修正した。上方修正は今期3度目。会社予想はIBESがまとめたアナリスト20人の予想平均2877億円を大きく上回った。
26年の半導体市場は、前年に引き続き、AI(人工知能)関連向けが市場をけん引すると予想。AI関連向け半導体の複雑化や性能向上、サプライチェーン(供給網)の拡大、生産数量の増加に伴い検査装置も高水準な需要が続くとみている。
主力製品であるSOC(システム・オン・チップ)向けテスタ(試験装置)の2026年の市場規模は85億ー95億ドルと見込んでおり、前年比 25-40%程度の成長を予想している。ダグラス・ラフィーバ・グループCEO(最高経営責任者)はオンライン説明会で、この分野の需要の約8割がHPC(高性能計算)やAI関連向けだとし、同社の「市場シェアは非常に大きく、2026年にかけても優位性が続く」との見方を示した。
このほか、メモリテスタについても、幅広いメモリデバイスを対象に、堅調な投資意欲が引き続き維持されると予想している。同社によると、売り上げの20-25%を占める中国事業も非常に健全な状況だという。
ラフィーバ氏は、26年度を最終年度とする中期経営計画について、当期純利益の目標を今期中に達成する見通しとなり、計画の再度の見直しが必要になる可能性があるとの認識を示した。
今期の想定為替レートは1ドル146円(前回見通し143円)、1ユーロ166円(同161円)と、円安方向に見直した。
4―12月期の連結純利益は前年同期比約2倍の2485億円だった。
10―12月期の売上高は2738億円となり、4―6月期を超え、四半期ベースの過去最高を更新した。営業利益、純利益も会社想定を上回ったという。顧客の投資意欲が引き続き強く、前倒しで需要が出ており、下期に想定していた調整局面が顕在化する可能性は低いとした。
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