- 2026/01/28 掲載
27日のドル/円急落、日銀当預で介入の形跡判別できず
[東京 28日 ロイター] - 日銀は28日、金融機関などから受け入れている当座預金の残高予想を公表し、29日は財政等要因で2400億円増加するとの見通しを示した。事前の市場予想は減少だったため、27日夜の円急騰時に政府・日銀が円買い介入を実施していた可能性は低いとみられる。
大手短資各社の事前予想は4000─5500億円の減少だった。円買い介入は日銀が市場から円を吸収するため、資金が減少し予想以上にマイナス幅が拡大する形で示される。
市場では「数字を見る限り、(介入は)行われていないのではないか」(セントラル短資の高浜陽介企画調査グループ次長)との声が出ていた。
27日の外国為替市場では午後7時前、ドルが154円半ばから153円前半まで、数分間で約1.4円急落した。ドル安/円高手掛かりとなるような要因は見当たらず、市場では政府・日銀が介入を前提にレートの提示を求める「レートチェック」を実施したか、小口の覆面介入が行われたのではないか、といったうわさが広がった。
同日午後11時前、主要7カ国(G7)財務相会合後に記者団の取材に応じた片山さつき財務相は、この円急騰について「コメントを差し控えさせていただく」と言及を避けた。
JPモルガン・チェース銀行為替調査部長の棚瀬順哉氏は「単独介入の可能性はある程度、市場で織り込まれている。ドルが再び160円付近へ接近するようなことがあれば、介入警戒感が上値を抑制するだろうが、全体のトレンドを大きく変えるほどの影響はないだろう」と話している。
財務省は今月30日午後7時、昨年12月29日から1月28日までの月間介入実績を公表する。
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