- 2026/01/29 掲載
NY市場サマリー(28日)ドル上昇維持、国債利回り上昇 株まちまち
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが上昇。FRBはこの日開いた会合で大方の予想通り政策金利の据え置きを決定した。インフレの高止まりと堅調な経済成長を踏まえた。FRBは27─28日に開いたFOMCでフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を3.50─3.75%に据え置くと決定した。決定は10対2。ウォラー理事とミラン理事が0.25%の利下げを主張した。 声明では、労働市場については、幾分か安定化の兆候が見られると指摘。雇用増は低水準にとどまっているとした一方で、前回の声明に盛り込まれていた「雇用に対する下振れリスクがここ数カ月間で高まったと判断する」との文言を削除した。 この決定を受けて、10年債利回りは2.8ベーシスポイント(bp)上昇の4.24%となった。 30年債利回り も2.6bp上昇し、4.86%となった。 2年債利回りは1.6bp上昇の3.585%。FRBの声明発表前は2.587%だった。 2年債と10年債の利回り格差は小幅縮小し、65.2bpとなった。 オールスプリング・グローバル・インベストメンツ(ロンドン)のマルチアセットチーム責任者、マティアス・シャイバー氏は、FOMCが終了し、FRB次期議長の発表が最大の焦点になると指摘。後任人選は予測が難しいとしつつ、よりハト派的な人物がパウエル議長の後任になるとの見方が一般的だと述べた。 FRBの声明を受け、金利先物市場はFRBが2026年に計約46bpの利下げを行うとの見方を織り込んだ。2週間前の時点では約53bpだった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> S&P総合500種がわずかに下落し、ナスダック総合は小幅に上昇した。FRBは28日まで開いたFOMCで政策金利を予想通り据え置いた。今後の利下げ時期については明確な見通しを示さなかったが、市場の反応は鈍かった。FRBは声明で、インフレの高止まりと堅調な経済成長を踏まえた決定とした。労働市場については「安定の兆しが見られる」と指摘し、前回の声明に盛り込まれていた「雇用に対する下振れリスクがここ数カ月間で高まったと判断する」との文言を削除した。 FOMC後、市場では6月の利下げ観測が高まったが、それ以前の実施はないとみられている。 FRBのパウエル議長はFOMC後の記者会見で、今後の金利決定についてコメントしないよう注意を払い、データ次第としながらも、インフレの上振れリスクと雇用の下振れリスクは低下していると語った。 ローゼンブラット・セキュリティーズの株式セールストレーダー、マイケル・ジェームズ氏は「記者会見前に強気だった人も弱気だった人も、会見後に受けた印象はほぼ変わらなかっただろう」と指摘。 「雇用とインフレのリスクは低下したが、インフレ全般は依然として根強い。雇用市場にはFRBが何らかの措置を講じなければならないほど意味のある変化はない。さらなる金利引き下げに積極的になるにはインフレ率に十分な改善が見られない」と語った。
S&P500は一時、7000の節目を初めて上回っていた。 S&Pの主要11セクターでは不動産、主要消費財、ヘルスケアの下げが目立った。一方、エネルギーが0.7%高、情報技術が0.6%高と上げを主導した。
半導体株が買われ、エヌビディアは1.6%高、マイクロン・テクノロジーは6%高、インテルは11%高となった。エヌビディアの主要サプライヤーである韓国半導体大手のSKハイニックスが発表した第4・四半期の営業利益が過去最高となったほか、オランダの半導体製造装置大手ASMLの第4・四半期受注額も過去最高を記録し、世界的なハイテク株高につながった。
半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)は27日に公表した第1・四半期の売上高・利益見通しが市場予想を上回り、株価は9.9%上昇した。記憶装置大手シーゲイト・テクノロジーは19%超急伸。四半期の売上高・利益見通しが市場予想を上回った。同業ウェスタンデジタルも10.7%上昇した。
投資家は引け後に発表されるハイテク大手の決算も待っていた。この日はメタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、テスラが発表し、AI(人工知能)トレードをけん引してきた、いわゆる「マグニフィセント・セブン(超大型ハイテク7銘柄)」の決算報告をスタートさせた。IBMも引け後に決算を発表した。
決算発表後にメタとテスラはそれぞれ約4%、3%上昇した。マイクロソフトは3%超下落し、IBMは7%上昇した。
割高なバリュエーションが割安銘柄への資金シフトを促す中、投資家はAIへの支出がリターンをもたらすかどうかを疑問視しており、これらの企業の資本計画が注目されている。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 安全資産としての需要などを背景に7営業日続伸した。中心限月2月物の清算値(終値 に相当)は前日比221.00ドル(4.35%)高の1オンス=5303.60ドルと、中心限月清算値ベースで初の5300ドル台となった。前営業日に続き最高値を更新した。
金は前日引け後の時間外取引で急伸、一時初の5300ドル台を付けた。こうした流れを引き継ぎ、ニューヨークの取引時間中も堅調な地合いを保った。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> ドル下落に伴う割安感や需給引き締まり観測の拡大を背景に買われ、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.82ドル(1.31%)高の1バレル=63.21ドル。これは昨年9月29日以来、4カ月ぶりの高値。4月物は0.81ドル高の62.91ドルだった。
ドル安容認と受け取れるトランプ米大統領の発言を受け、前日はドルが主要通貨に対して大きく下落。ドル建て商品に割安感が生じたことを追い風に、原油は早朝ごろから買い進められ、一時63.50ドル付近まで上昇した。
需給面では、前週末の冬の嵐の影響で米南部の港湾からの原油輸出が一時完全に止まっ たと伝わったほか、火災が起きたカザフスタンの主要油田は依然として操業を停止している。加えて、米エネルギー情報局(EIA)がこの日午前に発表した週報もエネルギー需要の底堅さを示す内容だった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 153.40/153.42
始値 152.59
高値 154.05
安値 152.40
ユーロ/ドル NY終値 1.1952/1.1956
始値 1.1967
高値 1.1983
安値 1.1896
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 96*09.50 4.8611%
前営業日終値 96*23.00 4.8340%
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*01.00 4.2472%
前営業日終値 98*07.00 4.2230%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*20.25 3.8314%
前営業日終値 99*21.75 3.8210%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.63 3.5712%
前営業日終値 99*27.75 3.5690%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 49015.60 +12.19 +0.02
前営業日終値 49003.41
ナスダック総合 23857.45 +40.35 +0.17
前営業日終値 23817.10
S&P総合500種 6978.03 -0.57 -0.01
前営業日終値 6978.60
COMEX金 2月限 5303.6 +221.0
前営業日終値 5082.6
COMEX銀 3月限 11353.4 +757.7
前営業日終値 10595.7
北海ブレント 3月限 68.40 +0.83
前営業日終値 67.57
米WTI先物 3月限 63.21 +0.82
前営業日終値 62.39
CRB商品指数 318.9029 +1.3198
前営業日終値 317.5831
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