• 2026/02/26 掲載

豪州債市場、発行額が最高更新 年金マネー流入

ロイター

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Scott Murdoch

[シドニー 26日 ロイター] - 拡大を続けるオーストラリアの年金基金が、今年の豪ドル建て債券市場で過去最高のペースとなる発行ラッシュをけん引している。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のアンドリュー・アーバイン最高経営責任者(CEO)は、国内外の発行体が厚みを増す国内流動性を活用する動きは今後も続くとみている。

金融情報会社ディールロジックによると、2026年年初からの豪ドル建て債券の発行額は527億4000万豪ドル(362億1000万米ドル)に達し、同期としては過去最高を記録した。豪ドルベースでは前年同期比で約11%増加している。

アーバイン氏はロイターとのインタビューで、現地の年金基金「スーパーアニュエーション」による買い入れが活発化し市場の流動性が向上したことで、アジアや欧州の発行体にとって豪ドル債の魅力が高まっていると指摘した。

具体例として、香港鉄路(MTR)は1月、同社初となる20億豪ドルのグリーンボンド(環境債)を発行した。業界統計によると、豪州の年金基金には毎週40億豪ドルの資金が流入しており、退職年金制度としては世界で4番目の規模を誇る。

アーバイン氏は「資本市場の規模と流動性が拡大したことで、発行体は多様な期間の債券を良好な条件で発行できるようになった。これが豪ドル債やカンガルー債(海外発行体による豪ドル建て外債)の発行増を招き、さらに投資家を惹きつけるという好循環を生んでいる」と述べた。

豪州では雇用主に対し、従業員の賃金の12%を年金基金に積み立てることが義務付けられており、これが流入額を押し上げている。26日公表の規制当局のデータによると、25年の年金拠出額は前年比11.5%増の2210億豪ドルに達した。一方で、退職世代の増加に伴い給付額も12.5%増の1400億豪ドルとなっている。

アーバイン氏は、かつては比較的小規模な市場と見なされていた豪ドル債市場が、世界的に重要な地位を占めつつあると強調。「豪州人の高齢化に伴い、成長性重視の投資から、退職後の収入を支える債券などのインカム型商品へのシフトが進むだろう」との見通しを示した。

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