- 2020/07/27 掲載
英経済、新型コロナ危機からの回復鈍化の可能性=ハスケル委員
インペリアル・カレッジ・ビジネス・スクール主催の講演で、失業率が2008─09年の金融危機時よりも悪化する可能性があると指摘。「経済が『行き詰まり』、回復が遅れ、インフレ目標を下回ることを懸念している」と語った。
また英国は他国に比べ、パブやレストランでの消費意欲が低いもようとし、グーグルの検索データではロックダウン(都市封鎖)措置の早期解除と消費者の警戒感とに相関関係が示されたと言及。「回復の道筋は感染症への懸念のほか、感染者の追跡や店舗でのスクリーン設置など官民で実施されている感染症対策に大きく左右される」とした。
さらに「経済活動の低下や企業運営における制約、倒産などは労働需要の低下につながる」とし、失業率の上昇も回復の障害となる可能性が高いとした。
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