- 2020/08/25 掲載
S&P・ナスダック新高値、コロナ治療への期待が追い風
ダウ平均株価<.DJI>も続伸し、1.35%高となったものの、最高値を依然約4.2%下回る水準にとどまっている。
S&Pは年初来26.8%、ナスダックは6.2%それぞれ値上がりしている。
米景気の指標とされるダウ輸送株20種<.DJT>もアウトパフォームした。
ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「株価上昇の裾野は広がり、その動きは輸送株にも反映されている」とし、「出来高も拡大しており、全てが強気なムードの表れだ」と述べた。
米食品医薬品局(FDA)が前日、新型コロナ感染症から回復した人の血漿(けっしょう)を使った治療法の緊急使用を許可したことを受け、株価は世界的に上昇した。
しかし、世界保健機関(WHO)はこの日、血漿療法の効力を裏付ける確証は依然不十分として、緊急使用に慎重な見方を示した。
また、トランプ政権が英アストラゼネカ
S&P500の主要11セクター中10セクターが上昇し、エネルギー<.SPNY>と金融<.SPSY>が主導した。ヘルスケア<.SPXHC>は下落した。
アップル
ボーイング
11月の米大統領選に向けた共和党の全国大会が同日、ノースカロライナ州シャーロットで開幕し、再選を目指すトランプ大統領が同党候補に正式に指名された。
市場では、27日のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演が注目されている。パウエル議長は、カンザスシティー地区連銀開催の年次経済シンポジウムで、FRBによる金融政策の枠組み見直しに関し講演する。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.52対1の比率で上回った。ナスダックも1.26対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は89億4000万株。直近20営業日の平均は95億3000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 28308.46 +378.13 +1.35 28077.5 28314.9 28041.7 <.DJI>
8 4 5
前営業日終値 27930.33
ナスダック総合 11379.72 +67.92 +0.60 11449.2 11462.0 11297.5 <.IXIC>
5 5 3
前営業日終値 11311.80
S&P総合500種 3431.28 +34.12 +1.00 3418.09 3432.09 3413.13 <.SPX>
前営業日終値 3397.16
ダウ輸送株20種 11148.61 +207.93 +1.90 <.DJT>
ダウ公共株15種 817.71 +8.10 +1.00 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 2219.37 +21.04 +0.96 <.SOX>
VIX指数 22.32 -0.22 -0.98 <.VIX>
S&P一般消費財 1230.04 +15.77 +1.30 <.SPLRCD>
S&P素材 395.67 +6.70 +1.72 <.SPLRCM>
S&P工業 656.15 +11.56 +1.79 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 663.58 +5.53 +0.84 <.SPLRCS>
S&P金融 412.53 +9.35 +2.32 <.SPSY>
S&P不動産 222.80 +0.54 +0.24 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 276.87 +7.42 +2.75 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1236.45 -6.68 -0.54 <.SPXHC>
S&P通信サービス 202.42 +2.12 +1.06 <.SPLRCL>
S&P情報技術 2089.28 +18.07 +0.87 <.SPLRCT>
S&P公益事業 303.24 +2.80 +0.93 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.12億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 23180 + 180 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限 円建て 23170 + 170 大阪比 <0#NIY:>
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