- 2020/09/10 掲載
ロシア、国営銀行にベラルーシの銀行への資金供給を指示=関係筋
ベラルーシでは、ルカシェンコ大統領の退陣を求めるデモが続いており、金融機関への圧力が増している。
ロシア政府がルカシェンコ大統領を支持していることが改めて浮き彫りとなった。
ベラルーシでは、国内の混乱を受けて銀行から預金が流出。外貨の需要が急増している。ベラルーシ・ルーブル
関係筋によると、ミシュスチン首相とシルアノフ財務相は、ベラルーシに子会社を保有する銀行大手ズベルバンク
ベラルーシでは、銀行間市場の融資が停滞すれば、国内銀行が業務縮小に追い込まれるとの懸念が浮上している。
ロシアの銀行は2017年以降、ウクライナ子会社について多額の評価損計上を迫られており、ロシア政府はこうした事態の再発を避けたいとも考えているという。
ウクライナ政府は、2014年のロシアによるクリミア併合などを受けて、ロシアの一部の国営銀行に制裁を発動している。
ロシアの財務省と首相報道官のコメントは取れていない。ズベルバンクはコメントを控えた。
VEBはベラルーシ子会社への1日当たりの銀行間融資枠を変えていないとコメント。VTBもベラルーシとベラルーシ子会社への融資枠を変えていないとコメントした。
フィッチによると、ベラルーシの国外からの資金調達の47%はロシアの融資。残りは欧州と中国からの資金調達という。
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