• 2020/09/11 掲載

マレーシア中銀、政策金利1.75%に据え置き 回復不均一と予想

ロイター

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[クアラルンプール 10日 ロイター] - マレーシア中央銀行は10日、政策金利を過去最低の1.75%に据え置いた。今年これまで4会合連続で利下げしたが、新型コロナウイルスの打撃を受けた経済に回復の兆候が見らえる中、今回は現状を維持した。

ロイターがまとめたエコノミスト調査では13人中6人が金利据え置き、7人が引き下げを予想していた。

中銀は、財政・金融政策の支援を受け、経済は4月を底に回復してきたと指摘。

外需の拡大もあって、2021年にかけて回復が続くと予想しているが、回復ペースは業種によってまちまちとみられ、一定の「下振れリスクと不確実性」が存在するとの認識を示した。

声明は「成長とインフレ見通しを踏まえれば現在の金融政策のスタンスは適切」としたうえで「中銀は持続的な景気回復を可能にする状況をつくるために、必要に応じて政策手段を活用することに引き続きコミットしている」とした。

マレーシア株<.KLSE>と通貨リンギは中銀の発表後もほぼ変わらず。

輸出依存度の高いマレーシア経済は、コロナ禍で第2・四半期は約20年ぶりの大幅なマイナス成長となった。

第3・四半期に入って輸出には持ち直しの兆しがみられるが内需は依然低迷し、消費者物価は7月まで5カ月連続で下落している。

キャピタル・エコノミクスのアジアエコノミスト、アレックス・ホルムズ氏は、景気悪化で家計や企業財務が打撃を受けており、政府が来年は財政安定化に向け緊縮路線をとると予想されることから、さらなる支援が必要になると指摘。「年内最後となる11月の会合で25bp、2021年に50bpの追加利下げを予想する」と述べた。

*内容を追加しました。

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