• 2020/11/07 掲載

天然ブリ、北海道産が人気=氷見産に迫る上質魚も

時事通信社

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冬に備えて脂が乗った上質な天然ブリの水揚げが北海道の各地でピークを迎え、全国の魚市場に順調に入荷している。今年のブリは「例年より質が高い」(東京都江東区の仲卸業者)と目利きのプロからも好評で、首都圏の量販店やデパ地下の専門店などで人気が高まっている。

ブリと言えば、真冬の富山湾で漁獲される高級魚「氷見の寒ブリ」が有名だが、秋から水揚げが活発化する北海道産もここ数年は存在感を増している。九州や本州の漁獲が少ない時期でもあり、東京・豊洲市場(江東区)の10月は、入荷した約4万匹の天然ブリのうち9割が北海道産だった。

11月に入っても同市場には北海道産の好調な出回りが続き、羅臼や小樽、寿都、函館などの漁港から6~15キロの大型魚が入荷。外食向け販売の不振などコロナ禍の影響で入荷量は前年よりやや減っているが、11月第1週の卸値は1キロ当たり600~1500円とほぼ前年並み。売れ行き悪化で値下がりした高級魚が多い中でも善戦している。

好調の要因は、今年のブリ自体の品質の高さだという。豊洲の仲卸は「大きい魚は例年より脂が乗っており、氷見の寒ブリに匹敵するものもある」と高く評価。産地でも「血抜き方法を工夫して、うま味を残しながら臭みを抑えている」(北海道の出荷業者)など、独自の取り組みを進めている。

都内の鮮魚専門店やスーパーの店頭価格は大きめの切り身1切れが300~500円。定番の養殖ブリよりは割高だが、毎年、年末前に出回り始める氷見産のほぼ半値。天候による変動などはあるが、北海道では今月半ばごろまでは水揚げが続く見通し。

【時事通信社】 〔写真説明〕脂乗りや身質の良さから人気が高まっている北海道産の天然ブリ=4日、東京都江東区の豊洲市場 〔写真説明〕程よい脂乗りや食感の良さが高く評価されている北海道産天然ブリの刺し身=4日、東京都中央区

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