- 2020/11/24 掲載
三菱グループ、創業150年で式典=重工会長「挑戦者の原点に」
三菱グループは24日、「重工」「銀行」「商事」など中核企業の首脳らが出席し、創業150周年の記念式典を東京都内で開いた。グループ内には新型コロナウイルス禍で構造転換を迫られる企業も多い。登壇した三菱重工業の宮永俊一会長は「挑戦者として第一歩を踏み出した原点に立ち戻る」と、転換期にあってもチャレンジ精神を失わないとの決意を示した。
三菱グループは創業者の岩崎弥太郎が1870年に海運業の経営に乗り出したのが発祥。式典後の記者会見で、三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行会長は「これまでもグループ各社はコア(中核)となる強みを生かし、状況変化に合わせて事業の中身を変えて生き残ってきた」と述べ、デジタル化や脱炭素などの産業変革に対応できると自信を示した。三菱商事の小林健会長は「(グループ企業には)それぞれ潜在能力があり、必ずや産業を引っ張っていく局面はある」と強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕創業150周年記念式典後に三綱領を掲げる三菱グループの中核企業首脳。右から三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行会長、三菱重工業の宮永俊一会長、三菱商事の小林健会長=24日午後、東京都港区
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