• 2020/11/27 掲載

コニカミノルタ、センシング分野においてハイパースペクトルイメージング事業に参入

コニカミノルタ

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コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、強みである光・色・外観の計測技術を基盤として、成長市場であるICT領域や自動車領域に向け、多様な高付加価値製品・ソリューションの提供によるセンシング分野の成長に取り組んでいます。この度、ハイパースペクトルイメージング(以下 HSI)市場における有力企業であるフィンランドのSpecim,Spectral Imaging Oy Ltd.(以下Specim(スぺキム)社)の買収によるHSI事業への参入を発表しました。

■コニカミノルタは、センシング分野の成長戦略の一つとして、"見えない現象の可視化"を行うキーテクノロジーであるHSI技術を軸に、「安全・安心・衛生」領域で顧客価値の持続的な提供とグローバルな社会課題の解決への貢献を目指す。

■リサイクル・食品分別やリモートセンシングなどの産業用途での市場開拓を牽引する、HSI業界のリーディングカンパニーSpecim社を買収し、高精度計測技術と顧客基盤を獲得する。

■新しい成長戦略に基づく計測・検査・診断の領域で事業規模を拡大し、オフィス事業に続く持続的成長と収益の柱を構築する上で、この買収は重要な役割を果たす。

【買収の狙い】

コニカミノルタは、カメラ事業を通じて培った光学技術をベースに、光・色・外観計測の分野で高精度な計測製品・ソリューションを提供し、顧客の「高品質なものづくり」実現に貢献しています。そうしたセンシング分野の既存基盤拡大に加え、成長戦略として「安心・安全・衛生」領域において、人の目を超越し、新たな顧客価値の持続的な提供と世界的な社会課題を解決することを目指しており、HSIはその実現に最も重要な技術であると考えております。

【Specim社について】

HSI業界のリーディング企業であるSpecim社は、可視域から遠赤外域に渡る広範な測定波長範囲、かつハンディ・インライン・リモートセンシングといった使用シーン別の製品ラインナップを持ち、ソーティングマシーンメーカーを中心としてリサイクル・食品・製薬といった多岐に渡る業界の顧客基盤を保有しています。本年、ソーティングマシーンへの組込をより簡単・迅速・安価に行うプラットフォームSpecimONEを発表し、産業用途での更なるHSI事業拡大を目指しています。

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