- 2020/12/09 掲載
NEC、パラ大学祭にて「施設IoT・混雑状況可視化サービス」実証実験を実施
■背景
新型コロナウイルス感染症の拡大が人々の暮らしや経済活動に大きな影響を与えている中、人々が集まる場所ではより一層の安全対策が求められています。
人々が多く集まるイベントでは、感染症対策を万全にし、来場者が集まりたいと思える安全・安心な環境作りが課題となっています。
今回開催される「第2回パラ大学祭」は、様々な大学の仲間たちが集まり、パラスポーツの日常化を目的に行われる大学生のための運動会です。特定非営利活動法人ディーシップスミニが主催となり、株式会社セレスポ、ソフィアオリンピック・パラリンピック学生プロジェクト「Go Beyond」が共催として開催されます。計11校の大学が参加し、ボッチャや車いすバスケットボール、車いすリレー、大学生がワークショップでつくったオリジナルスポーツの計4種目の競技を実施します。
NECは本イベントで、映像分析技術を用いた「施設IoT・混雑状況可視化サービス」を活用し、会場で人が密集する可能性のある場所を可視化することで、来場者やスタッフに対して安全・安心を提供するイベント運営に貢献します。
■本実証の概要
会場の休憩場所付近に設置したカメラ映像から、混雑状況を可視化し、スクリーンに混雑度を3段階で表示することで来場者に密集回避を促します。
本サービスの特徴として、小型のエッジコンピュータでも処理可能な軽量な混雑認識モデルを使用しています。そのため、ハードウェアスペックや消費電力を抑えた導入が可能になります。
本実証に活用したサービスは、ネットワークカメラ・専用カメラ・モバイル回線・クラウド・WEB画面をイベントに合わせて組み合わせることで、柔軟かつスピーディーに提供することが可能です。NECは、このような実証を経て、年度内を目途に「施設IoT・混雑状況可視化サービス」のネットワークカメラとの連携の正式対応を予定しています。
NECは2020年度までの3カ年の中期経営計画「2020中期経営計画」においてセーフティ事業をグローバルでの成長エンジンに位置づけています。今回の実証実験は、「NEC Safer Cities」実現に向けたソリューションやサービスの開発を加速・強化するものであり、安全・安心なイベント運営に貢献していきます。
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