- 2021/01/04 掲載
東京海上日動、衛星企業3社との協業により保険金の支払いを高度化する取り組みを開始
衛星企業3社との協業およびアビームコンサルティング株式会社(本社:千代田区丸の内、代表取締役社長 鴨居 達哉、以下「アビームコンサルティング」)との連携により、様々な種類の人工衛星画像を取得することができ、大規模な水害が発生した際に、お客様に迅速に保険金をお支払いする体制の構築が可能となります。
1.背景
近年の自然災害の大規模化や多発化を受け、被害に遭われた多くのお客様へいち早く損害保険金をお支払いし、安心をお届けすることが、保険会社に求められています。
特に台風や豪雨といった水害による被害はこの数年間で増加しており、損害保険会社は、水害の被害に対して、デジタルテクノロジーも活用しながら、迅速な保険金支払いに取り組む必要がありました。
当社はアビームコンサルティングと共に、2018年から人工衛星で撮影された画像を活用した保険金支払いの取り組みを実施してきましたが、この度その取り組みをより高度化するために、新たに人工衛星画像の分析技術に強みを持つ3社との協業を開始することといたしました。
2.今回の動き
当社は新たに以下の3社の衛星企業と協業し、人工衛星画像を活用した保険金支払いの高度化を目指す取り組みを開始いたします。
<新たに協業する衛星企業>
【企業名:ICEYE】
所在地:フィンランド Maarintie 6,02150 Espoo
特徴:SAR衛星を自社で保有しており、SAR画像(※1)の高度な解析技術を有しています。
【企業名:株式会社パスコ】
所在地:東京都目黒区東山一丁目1番2号 東山ビル
特徴:可視光画像(※2)をはじめとした情報による総合的被災判読に強みがあります。
【企業名:三菱電機株式会社】
所在地:東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
特徴:ALOS-2(※3)をはじめとするSAR衛星開発の知見を活用した画像解析技術を有しています。
(※1)SAR画像・・・衛星画像の種類の一つ。夜間や雲に覆われた場所でも撮影できるレーダー画像です。
(※2)可視光画像・・・衛星画像の種類の一つ。雲や地表面によって反射された太陽光を観測した画像です。
(※3)ALOS-2・・・陸域観測技術衛星2号(だいち2号)。災害時の状況把握等を目的に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が整備したSAR衛星です。
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