- 2021/01/06 掲載
伊藤園、茶殻をアップサイクルした「茶殻入り3D立体快適マスクフレーム」を開発
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、飛沫予防の有効性から、現在はマスクを日常的に着用することがマナーとして認知され、消費者の暮らしの必需品となっています。 一方で、マスクが直接肌に密着することによるメイク崩れや肌荒れ、息がこもって会話がし辛いといった声が聞かれます。そこで、当社と石川樹脂工業は、with コロナのマスク着用における心地と息苦しさの解消を両立する立体形状の「茶殻入り 3D立体快適マスクフレーム」を開発しました。
この「茶殻入り 3D立体快適マスクフレーム(以下「マスクフレーム」)は、当社の独自技術「茶殻リサイクルシステム」により開発した「茶殻樹脂」を、石川樹脂工業社の樹脂成形技術をいかして成形したものです。一般のマスク内側に「マスクフレーム」を乗せ、そのまま装着していただくことで、外見からは違和感なく、マスクが直接肌や唇に触れることを防ぐとともに、マスク内部に一定の空間を確保することができます。また「茶殻樹脂」を使用しているため、マスク内部ではほのかにお茶の香りを感じることができるほか、樹脂製なので洗って繰り返し使用することも可能で衛生的です。
当社は今後も、"お茶をお客様の身近な製品へ活用する"という「茶殻リサイクルシステム」のコンセプトのもと、茶殻をアップサイクルした身近な茶配合製品の研究開発に積極的に取り組み、「茶畑から茶殻まで」の一貫した環境にやさしい経営を行うことで、本業を通じた環境保全・社会貢献活動の輪をより一層広げてまいります。
(※)「アップサイクル」
サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつで、従来のリサイクル(再循環)と異なり、単なる素材の原料化やその再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とするもの。
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