- 2021/01/13 掲載
終電、初の大規模繰り上げ=首都圏で20日から、最大約30分
JR東日本や東京メトロ、私鉄など首都圏の鉄道25社は13日、在来線の終電時間を20日から繰り上げると発表した。緊急事態宣言の終了まで深夜帯のダイヤを最大で30分程度早め、代替輸送はしない。JR東によると、定期的なダイヤ改正を除くと、大規模な終電繰り上げは初めて。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた同宣言の発令や東京都などの要請を踏まえ、各社が終電繰り上げを検討していた。
JR東は約40本の運行を取りやめ、11路線で終電を8~32分程度繰り上げる。山手線外回りについて大崎―池袋間で最大19分程度早める。京浜東北・根岸線大船方面行きは蒲田―桜木町間で最大32分程度繰り上げ、例えば、現在午前1時の鶴見発の終電は午前0時28分になる。
東京メトロの終電繰り上げは4~20分程度。千代田線北綾瀬発綾瀬着の終電出発時刻は午前0時15分から前日午後11時55分となる。銀座線浅草方面行きは渋谷―上野間で最大10分程度早める。京浜急行電鉄は平日のみ10~30分程度繰り上げる。
JR東は13日、周知ポスターを新宿駅に掲示。取材に応じた市川東太郎常務執行役員は「ぜひとも(感染予防の)趣旨を理解いただき、協力してほしい」と呼び掛けた。各社は今回の措置とは別に、春のダイヤ改正で終電を繰り上げる予定。
【時事通信社】 〔写真説明〕緊急事態宣言を受け、首都圏在来線の終電繰り上げを伝えるポスターを掲示するJR東日本の駅員=13日午後、東京都新宿区のJR新宿駅 〔写真説明〕緊急事態宣言による首都圏在来線の終電繰り上げを伝えるポスター=13日午後、東京都新宿区のJR新宿駅
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