- 2021/01/23 掲載
トヨタ車体、三菱重工などの出向引き受け=数百人規模、航空部品不振で
トヨタ自動車子会社のトヨタ車体(愛知県刈谷市)が、航空機部品を手掛ける三菱重工業や川崎重工業などから従業員の出向の受け入れを始めたことが23日、分かった。人数は数百人規模で、昨年後半から順次、受け入れている。出向者は愛知県豊田市と三重県いなべ市の工場で自動車の組み立て作業を担う。
新型コロナウイルスの影響で航空機部品の需要が大きく落ち込んでおり、各社は従業員を他部門に配置転換させ、雇用の維持に腐心している。一方、トヨタ車体は足元の新車需要回復で人手不足感が出ていることもあり、一時的な出向者の受け入れを通じて地域の雇用確保に協力したい考え。
三菱重工、川崎重工のほか、空港運営会社など数社からも人員を受け入れる。給与はトヨタ車体がいったん各社に支払い、それぞれの社が出向者に支給。受け入れ期間は各社で異なるという。
【時事通信社】
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