- 2021/02/03 掲載
米株大幅続伸、ダウ475ドル高 企業決算や経済対策期待で
アマゾンとアルファベットはともに1%超上昇して引けた。このほかにも幅広い銘柄に買いが入り、S&P総合500種の業種別指数は軒並み上昇。金融は2.5%高となった。
リフィニティブによると、2020年第4・四半期決算の発表を済ませたS&P500企業の80%超が市場の利益予想を上回り、IT(情報技術)企業については97%が予想を上回った。
米議会民主党は、バイデン大統領が掲げる1兆9000億ドルの経済対策の早期成立に向け、単独で法案を進めるための手続き上の採決を行う見通し。
国内の新型コロナ新規感染者が3週連続で減少したことも投資家心理の改善につながった。
チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メクラー氏は「バイデン氏の提案が何らかの形で可決される見通しで、投資家の中には市場や経済の先行きが明るいと考える向きもある」と語った。
空売り比率の高い銘柄への個人投資家の買いは失速の兆しが見られ、ゲームストップは60%の大幅続落となった。
投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX、恐怖指数)は一段と低下した。
エクソンモービルは2020年決算が上場以来初の通期赤字となった。ただ、第4・四半期の調整後損益が市場予想を上回る黒字となったことから、株価は1.6%上昇した。
ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は2.6%高。新型コロナを受けたネット通販の利用拡大で宅配の取扱量が増加し、四半期利益が予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.93対1の比率で上回った。ナスダックでは2.91対1で値上がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 30687.48 +475.57 +1.57 30276.88 30840.54 30276.88
前営業日終値 30211.91
ナスダック総合 13612.78 +209.38 +1.56 13543.10 13652.70 13535.86
前営業日終値 13403.39
S&P総合500種 3826.31 +52.45 +1.39 3791.84 3843.09 3791.84
前営業日終値 3773.86
ダウ輸送株20種 12522.98 +272.98 +2.23
ダウ公共株15種 863.32 +6.74 +0.79
フィラデルフィア半導体 3047.33 +47.34 +1.58
VIX指数 25.56 -4.68 -15.48
S&P一般消費財 1370.76 +26.91 +2.00
S&P素材 455.90 +5.89 +1.31
S&P工業 739.52 +15.59 +2.15
S&P主要消費財 663.93 +4.56 +0.69
S&P金融 498.30 +11.95 +2.46
S&P不動産 235.13 +0.96 +0.41
S&Pエネルギー 301.85 +3.26 +1.09
S&Pヘルスケア 1348.92 +3.75 +0.28
S&P通信サービス 226.18 +3.56 +1.60
S&P情報技術 2355.90 +29.83 +1.28
S&P公益事業 320.08 +2.55 +0.80
NYSE出来高 11.71億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 28490 + 130 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 28475 + 115 大阪比
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