- 2021/03/04 掲載
EU、22年も債務上限規定停止を=欧州委
ジェンティローニ委員(経済担当)は記者会見で「われわれのメッセージは、支援的な財政政策を維持するということだ」と述べ、他の主要経済国と方針が一致するとの見方を示した。
欧州委は、域内総生産(GDP)が19年の水準に達するには22年半ばまでかかるとの見通しを示した。
EUは新型コロナの危機が始まった昨年、「安定・成長協定」と呼ばれる域内の財政規律を、危機時に財政目標からの逸脱を容認する「一般免責条項」を活用することで停止した。
欧州委は「現在の初期段階の見通しに基づくと22年も一般免責条項を適用し続け、23年に条項を外すべきだ」と述べた。
欧州委の提案は各国が4月までに向こう2年間の財政戦略を起草しやすくすることを目的としている。
欧州委は5月に、成長率と物価上昇率、財政に関する最新の見通しを示し、各国財務相が債務上限規定を22年も停止するかどうかについて最終判断を下す。
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