- 2021/03/08 掲載
カナダ貿易収支、1月は予想外の黒字回復 米国向け輸出増で
ロイターがまとめたアナリスト予想は14億カナダドルの赤字だった。12月は19億8000万カナダドル(改定値)の赤字だった。
カナダ輸出開発公社(EDC)の首席エコノミスト、ピーター・ホール氏はカナダの最大貿易相手国である米国がもたらした、最近では珍しい良いニュースだと指摘。新型コロナウイルスワクチンの接種拡大による米景気回復を背景に米国からの需要は今後も堅調に推移するだろうと予想した。
1月の輸出は8.1%増加。米国向けの中古航空機材の大型販売が寄与した。航空機販売を除いても、金の延べ棒や原油、木材の好調で輸出は増加を確保した。
2020年のコロナによる不規則な変動を除けば、輸出の伸び率は1995年8月以来の大きさだった。
アクション・エコノミクスのシニアエコノミスト、ライアン・ブレヒト氏は「1月の黒字回復は、世界的な需要回復とエネルギー価格高で、カナダの貿易収支が2021年を通じて改善するとの見通しに沿っている」と述べた。
1月の輸入は0.9%増。エネルギー製品の輸入が増えた。
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