- 2021/03/22 掲載
日産自動車、産学連携によるバーチャル研究所「交通安全未来創造ラボ」を創設
本ラボは、交通死亡事故ゼロを目指し、高齢ドライバーや幼児・児童、訪日外国人、さらに過疎化による公共交通機関の縮小等で移動に不安や不自由を抱えている一人ひとりに寄り添いながら、誰一人取り残すことのない交通社会におけるダイバーシティ(多様性)の実現に向けた研究を行います。
本ラボでは、社会問題となっている高齢ドライバーの交通事故削減を優先課題として取り組みます。これまでの先行研究により、高齢ドライバーの運転操作の誤りは、認知力や、筋力・視覚などの身体機能の低下が関連し合っていることが判明しています。この関連を正確に解明し、さらに、それらの低下を引き起こす背景要因として、生活習慣や文化、地域社会との繋がりまで遡って研究を進めます。そして、その研究成果を活かして、高齢ドライバーが健康で長く、安全に運転できるような交通安全ソリューションの創出に向けてチャレンジすることが本ラボの目標です。
よって、ラボに参加する研究者は、生体医工学、医療衛生、生活・衣装デザイン、ソーシャルデザインなど多岐に亘ります。さらに、自治体、研究教育機関、医療機関、まちおこし団体など、幅広い連携先からパートナーを発掘していきます。このように、多様な専門分野、地域、世代やジェンダーを融合することにより、イノベーションを産み出す手法"Diversified innovational method"も本ラボの特徴です。
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