中国の吉利汽車、親会社とＥＶ合弁で新ブランド　20年決算は減益

［北京　２３日　ロイター］ - 中国の吉利汽車は２３日、親会社の浙江吉利控股集団と電気自動車（ＥＶ）の合弁会社を設立し、新ブランド「Zeekr」を立ち上げると発表した。

浙江吉利控股集団はＥＶの生産受託や技術サービス提供で他社をリードすることを目指しており、今年初めに一連の事業提携を発表している。

吉利汽車が併せて発表した２０２０年通期決算は利益が５５億３０００万元（８億５０００万ドル）と、前年の８１億９０００万元から減少した。新型コロナウイルスの感染拡大で国内の自動車販売が影響を受けた。

リフィニティブによると、アナリスト１人の利益予想は４０億２０００万元だった。

売上高は５％減の９２１億１０００万元。

自動車販売は１３２万台で、前年の１３６万台から減少。今年の販売台数については１５３万台との見通しを示した。