- 2021/03/24 掲載
韓国中銀、今年の景気回復加速を予想 政策引き締め急がず=総裁
次回4月15日の金利見直しを前に発表した声明で「成長トレンドはこれまでの予想以上に力強いものになる見通しだ」と指摘。
その上で「しかし、実質的な経済活動は潜在的な水準に戻っておらず、新型コロナウイルス感染症の流行によるショックから経済が完全に回復していないため、政策スタンスの調整は正当化されない状況だ」と述べた。
韓国中銀は2月、政策金利を過去最低の0.5%に据え置き、今年のインフレ率見通しを従来の1.0%から1.3%に引き上げた。今年の経済成長率は3%を見込んでいる。
インフレ期待が高まる中、同中銀は他国の中銀と同様に金融緩和措置の縮小をいつ開始するかという重要な問題に直面している。
李総裁は「成長やインフレの状況が改善した場合に、これまでの緩和措置をどのように秩序立てて正常化していくか事前に準備しておくことは重要な課題だ」と述べた。
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