- 2021/03/24 掲載
日銀議事要旨「利下げへ工夫」=金利変動幅の拡大容認論―1月会合
日銀は24日、1月20、21日の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。大規模金融緩和策の点検に関し、「情勢変化に応じて機動的に対応する方法を考える必要がある」との認識で一致。ある出席者は「必要な時にちゅうちょなく金利を引き下げられる工夫がないか、検討に値する」と述べていた。
また別の出席者は「(長期金利の指標となる)10年物国債金利が上下にある程度の範囲で変動することは金融システムの安定に資する」と指摘。日銀が当時プラスマイナス0.2%程度に誘導していた変動幅の小幅拡大を容認する姿勢を示していた。
今月18、19日の会合で日銀は、点検結果を公表。マイナス金利を深掘りする際には副作用対策を講じ、金融機関の収益悪化を軽減する措置を導入。長期金利の変動幅を、プラスマイナス0.25%にすると決めた。
【時事通信社】
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