- 2021/03/25 掲載
東電社長、新潟県知事と面会=柏崎原発不祥事受け
東京電力ホールディングスの小早川智明社長は25日午前、新潟県庁で花角英世知事と面会し、テロ対策の不備など東電柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)で相次ぐ不祥事について説明した。
柏崎刈羽原発では、核物質防護設備の一部機能が停止し、外部からの不正侵入を検知できなかった恐れが発覚。原子力規制委員会は東電に対し、核燃料の移動を禁じる是正措置命令を出すことを決めた。同原発ではこのほか、社員が同僚のIDカードを使って中央制御室に不正入室するなど、不祥事が相次いで明らかになっている。
花角知事は一連の問題を受け、東電について、原子力事業者としての適格性が「本当にあるのか疑わせる」と批判。再稼働を条件付きで容認している柏崎市の桜井雅浩市長も「背信としか言いようがない」と反発を強めており、再稼働に向けた地元同意は困難な情勢となっている。
【時事通信社】
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