- 2025/09/12 掲載
次世代大型機「777X」の認証作業に遅れ=米ボーイングCEO
[シアトル 11日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングのオルトバーグ最高経営責任者(CEO)は11日の講演で、同社の次世代大型機「777X」の1機種である「777―9」の認証作業が計画より遅れていると明らかにした。
同社は2026年に777Xの引き渡しを開始する見込み。13年の計画立ち上げ時の想定より6年遅れとなる。
オルトバーグ氏は、認証に向けて「山のような作業」が残っていると述べたものの、新たな技術的問題は確認されていないと説明した。
ただ、既に同計画関連で数十億ドルの損失を計上している同社にとっては「777X計画のわずかなスケジュール遅延でも、かなり大きな財務的影響がある」とも指摘した。
トランプ米政権は通商関係の見直しを進める中、主要な貿易相手にボーイング機の購入を働き掛けており、日本や韓国などが通商合意の一環として発注している。
オルトバーグ氏は、貿易の不均衡是正に向け「大量の航空機を購入する以上の方法はない」と語った。
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