• 2021/04/10 掲載

旅行・飲食にまた逆風=大型連休中もまん延防止―新型コロナ

時事通信社

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


政府が東京都などに新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」の適用を決めた。緊急事態宣言が先月、全面解除されたばかりだっただけに、再び逆風にさらされる飲食や旅行業界は落胆の色を隠せない。同措置は春の大型連休中も続き、客足への期待もしぼんでいる。

飲食業界では対象区域で営業時間の短縮が求められる。宣言が明けて徐々に営業時間を延ばそうとしていた矢先の要請に、ある外食大手は「また来店はしばらく控えよう、というムードになりかねない」と気をもむ。飲食店に酒類を卸すアサヒビールの塩沢賢一社長も「売り上げが落ちるだろう」と危機感を示す。

時短要請には多くの外食チェーンが応じる見通しだが、不満もくすぶる。グローバルダイニング(東京)は緊急事態宣言中に出された東京都の時短命令をめぐり損害賠償を求める訴訟を起こしている。「飲食店だけが悪者扱いなのはおかしい」(居酒屋チェーン)との本音も漏れる。コロナ禍に耐え続ける飲食店の我慢は限界に達している。

観光業界も厳しい。JR東海によると、大型連休期間の東海道新幹線の予約状況はコロナ前の水準に比べて3割程度にとどまり、2年連続で大型連休需要を失う憂き目に遭いかねない。金子慎社長は「感染拡大が止まらないと旅行を控える動きにつながる」と警戒する。

適用地域では、域外への移動自粛も求められそうだ。東京などからの旅行客が期待できない中、「近場を旅する『マイクロツーリズム』のような、地域内で完結する旅行でしのぐしかない」(観光関係者)との声も上がっている。

【時事通信社】

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます