- 2021/04/19 掲載
マンション発売、3年ぶり増加=在宅勤務が追い風―20年度首都圏
不動産経済研究所が19日発表した2020年度の首都圏(東京都、神奈川、埼玉、千葉各県)の新築マンション発売戸数は前年度比1.7%増の2万9032戸だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で販売活動が一時停滞したものの、在宅勤務の普及に伴う住宅需要の高まりが追い風となり、3年ぶりに前年度を上回った。
最初の緊急事態宣言下の20年5月は単月として過去最少となる393戸にとどまったが、7月以降は需要が伸びて発売戸数は持ち直した。
1戸当たりの平均価格は1.0%低下の5994万円。4年ぶりに下がったものの、建築費の高騰などで価格は高止まりが続いている。売れ行きを示す発売初月の契約率は平均67.9%と、前年度から6.6ポイント上昇しており、同研究所は「販売は非常に好調だ」と指摘した。
【時事通信社】
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