- 2025/05/07 掲載
米AMD、第2四半期業績見通しが市場予想上回る AI需要増
一方、トランプ米大統領による関税引き上げで米中貿易摩擦が激化している中で、中国への販売には暗雲が立ち込めている。AMDは中国への半導体輸出に対する米国の新たな規制によって8億ドルの費用を計上し、調整後の売上利益率は43%と11%ポイント押し下げた。
今年に入ってから17%を超える下落となっていたAMDの株価は6日の通常取引終了後の時間外取引で4.2%上昇した。
同時に発表した第1・四半期の売上高は前年同期比36%増の74億4000万ドルとなり、予想の71億3000万ドルを上回った。うちデータセンター事業の売上高は57%増の37億ドルで、予想の36億2000万ドルより高かった。同社はAIハードウェアの売り上げの多くをデータセンター事業に含めている。
また、株式報酬などを調整後の1株当たり純利益は0.96ドルとなり、予想の0.94ドルを上回った。
リサ・スー最高経営責任者(CEO)は「中核事業の好調と、データセンターおよびAIの勢いが拡大したことで、4四半期連続で前年同期比の伸びが加速した」とのコメントを出した。
スー氏はこれまでに、売上高が「今後2、3年で数百億ドル」になるとの見通しを示していた。
PR
PR
PR