- 2021/04/27 掲載
米耐久財コア受注、3月は0.9%増 需要好調で投資拡大の見込み
市場予想は1.5%の増加だった。前月は寒波の影響などで0.8%減少していた。前年比では10.4%と大幅に伸びた。
キャピタル・エコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、アンドリュー・ハンター氏は、「財政刺激策により需要が促進され、企業の借入コストは依然として低いほか、製造業の新規受注も底堅く推移しており、投資は年内堅調なペースで拡大する」と予想した。
内訳では、機械や一次金属・組立金属製品、コンピューター・電子製品が軒並み増加する一方、電気機器・家電は1.5%減少した。
国内総生産(GDP)で設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は1.3%増加。前月は1.1%減少していた。
全体の耐久財受注は0.5%増加。前月は0.9%減少していた。前月に2%落ち込んだ輸送機器は引き続き1.7%減った。
民間航空機の受注は46.9%減少。ただ、米航空機大手ボーイングのウェブサイトによると、3月の受注は196件と、前月の82件から拡大した。
自動車・同部品は5.5%増加。前月は9.1%落ち込んでいた。
29日に発表される第1・四半期の米GDP速報値は、年率換算で6.1%成長と、2003年第3・四半期以来2番目に高い伸びとなる見通し。
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