- 2021/04/27 掲載
S&Pとナスダック最高値、テスラ上昇が寄与
ナスダックは終値で最高値を更新したことで、調整局面を脱した。同指数は2月12日に付けたこれまでの最高値から3月8日に11%下落し、調整入りしていた。
テスラは1.2%上昇。第1・四半期決算は売上高と利益が市場予想を上回った。ただ、時間外取引では下落した。
今週27─29日にはマイクロソフト、グーグル親会社のアルファベット、アップル、フェイスブックなどS&P500種採用企業の約40%が決算を発表する。これらの企業はこの日いずれも値上がりした。
S&Pの主要11セクターでは7セクターが上昇。エネルギーが0.7%高と上げを主導した。公益事業と主要消費財は下落した。
リフィニティブのIBESデータによると、S&P採用企業の第1・四半期利益は34.3%増加すると予想されている。これまでに決算を発表した124社のうち、利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は85.5%。
インデックスIQのサル・ブルーノ最高投資責任者(CIO)は「利益が市場予想を上回った企業の割合は平均を大幅に上回っている。さらに重要なのは、これらの企業が期待や見通しを引き上げていることだ。これが市場を押し上げている」と語った。
今週は27─28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)も注目材料。長期間にわたり金利をゼロ付近に維持するとともに月額1200億ドルの債券買い入れを継続するという連邦準備理事会(FRB)の方針に雇用情勢が影響を与えているかどうかを探る機会となる。
景気動向を見極める上で第1・四半期国内総生産(GDP)統計の発表も注目される。
この日はライオット・ブロックチェーン、マラソン・デジタル・ホールディングスなど仮想通貨・ブロックチェーン関連銘柄が5%超値上がり。5営業日続落していたビットコインが反発したことが背景。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.80対1の比率で上回った。ナスダックでは2.14対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は94億株。直近20営業日の平均は100億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 33981.57 -61.92 -0.18 34044.23 34148.94 33941.37
前営業日終値 34043.49
ナスダック総合 14138.78 +121.97 +0.87 14052.38 14154.03 14019.50
前営業日終値 14016.81
S&P総合500種 4187.62 +7.45 +0.18 4185.03 4194.19 4182.36
前営業日終値 4180.17
ダウ輸送株20種 15095.61 -37.82 -0.25
ダウ公共株15種 912.00 -6.26 -0.68
フィラデルフィア半導体 3250.26 +53.28 +1.67
VIX指数 17.64 +0.31 +1.79
S&P一般消費財 1431.35 +8.85 +0.62
S&P素材 523.48 +2.61 +0.50
S&P工業 856.18 -2.47 -0.29
S&P主要消費財 705.85 -8.26 -1.16
S&P金融 589.93 +1.96 +0.33
S&P不動産 264.58 +0.53 +0.20
S&Pエネルギー 361.03 +2.29 +0.64
S&Pヘルスケア 1435.26 -5.08 -0.35
S&P通信サービス 251.01 +0.66 +0.26
S&P情報技術 2519.85 +14.12 +0.56
S&P公益事業 336.47 -1.85 -0.55
NYSE出来高 8.40億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 29250 + 80 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 29235 + 65 大阪比
PR
PR
PR