- 2021/04/27 掲載
米テスラ、第1四半期収益が予想上回る 納車最多・中国堅調
[26日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのテスラが26日に発表した第1・四半期決算は、売上高と利益が予想をやや上回った。納車台数が過去最高になったことに加え、中国の堅調な需要と温暖化ガス排出枠の売却益の増加で押し上げられた。
売上高は103億9000万ドルと、前年同期の59億9000万ドルから増加。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の102億9000万ドルを上回った。
他の自動車メーカーへの温暖化ガス排出枠(クレジット)売却益は46%増の5億1800万ドルになった。
調整後の1株利益は0.93ドルと、市場予想の0.79ドルを上回った。
納車台数は過去最高の18万4800台を記録。中国の堅調な需要を背景に市場予想を上回った。世界的な半導体不足の中でも、 新型のマイクロコントローラに極めて迅速に切り替え、うまく対応できたとした。ただ、高価格帯の「モデルS」や「モデルX」が大幅モデルチェンジを前に生産が中断されたことで、平均販売価格は13%低下した。
決算発表を受け、株価は引け後の時間外取引で約3%下落した。
インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ジェシー・コーエン氏は「もっと大幅な増収を期待していたが、予想通りだった」と述べた。
テスラは今年の販売台数の伸びが50%を超えると見込む。米テキサス州とドイツのベルリンの工場では年内に生産・納車を開始する予定。
*内容を追加しました。
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