- 2021/04/28 掲載
英小売売上高、4月は18年9月以来の高水準=CBI
新型コロナウイルス流行に伴う制限措置が緩和され、必要不可欠ではない店舗が数カ月ぶりに営業を再開したことが寄与した。
前年同月の小売売上高が1回目の厳格なロックダウン(都市封鎖)で低迷していたことも影響した。
エコノミストの間では、今年の経済成長率が5%を超えるとの見方が多い。昨年は過去300年以上で最悪の約10%のマイナス成長を記録していた。
イングランドとウェールズでは、必要不可欠ではない商品を販売する店舗が4月12日に営業を再開。こうした店舗は3カ月以上にわたって閉鎖されていた。スコットランドでも26日に再開。北アイルランドでは30日に再開する。
ただ、CBIによると、衣料など特に打撃を受けたセクターでは、多くの店舗が苦境を脱していない。
CBIのエコノミスト、ベン・ジョーンズ氏は「新型コロナ規制の影響は依然として大きい」とし「今月、小売売上高が改善したのは、感染拡大中も相対的に業績が良かったセクターだ。衣料、履物、百貨店など相対的に大きな打撃を受けているセクターは、目先、ほとんど改善が見込めない」と述べた。
今回の調査は60の小売りチェーンを対象に3月25日─4月15日に実施された。
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