- 2021/05/06 掲載
仏ソジェン、第1四半期利益は予想超え トレーディングが急回復
純利益は8億1400万ユーロと、3億2600万ユーロの赤字となった前年同期から黒字転換した。1株当たりの利益は0.79ユーロで、リフィニティブがまとめた市場予想平均の0.23ユーロを上回った。
2020年は新型コロナウイルス流行の影響で通年で過去10年で初めての赤字に陥っていた。
第1・四半期の株式トレーディング収入は前年同期の900万ユーロから8億5100万ユーロに急拡大した。
同社は1年前に株式市場の混乱で打撃を受け、仕組み債で損失が発生、これを受けて一部の事業から撤退すると表明していた。今月10日にコーポレート&インベストメントバンキング部門の見直し結果を発表する。
債券・為替トレーディング収入は2.63%増と、増収率は仏BNPパリバや英バークレイズなど欧州の一部の競合社を上回ったが、米国の投資銀行には及ばなかった。
ソジェンは発表文で「世界の市場は2017年第1・四半期以来の活況となり、記録的な四半期となった」とした。
2021年のコロナ関連の引当金は昨年の水準から減少するとの見通しを確認した。
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