- 2021/05/12 掲載
独30年物グリーン債、需要大きく
ドイツは30年物で60億ユーロを調達する。グリーン債発行は今年初めて。昨年は9月に初のグリーン債となる10年物、11月に5年物を発行した。
欧州のほかの政府が発行するグリーン債は総じて償還期限が1種類であり、投資家はドイツによる年限の異なるグリーン債発行で、他国や企業が参考とするグリーンなイールドカーブができることを望んでいる。
同庁は30年物のグリーン債の価格について、従来の30年債から2ベーシスポイント(bp)下回るスプレッドになると述べた。気候債券イニシアチブ(CBI)によると、ドイツがこれまで発行したグリーン債でプレミアムが最も大きい。
今年はさらに10年物で60億ユーロを調達する予定。
この日はドイツ債に売り物が集中し10年債利回りがマイナス0.162%と前週に付けた14カ月ぶりの高水準を付けた。投資家は、翌日に発表される米消費者物価指数(CPI)で米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の姿勢を変えるかどうかを判断する意向で、この日は債券と株式がとともに売られた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR