- 2021/05/12 掲載
近ツー親会社、3期連続赤字へ=債務超過、400億円支援仰ぐ
近畿日本ツーリストを傘下に持つKNT―CTホールディングスは12日、2022年3月期連結純損益が148億円の赤字に陥る見通しだと発表した。赤字は3期連続となる。財務基盤の立て直しに向けて親会社の近鉄グループホールディングスなどに資本支援を仰ぐが、新型コロナウイルス感染拡大で旅行需要が蒸発し、業績低迷は長期化が避けられない。
KNTは21年3月末時点で96億円の債務超過。決算に併せ、近鉄グループのほか、取引銀行を引受先とした優先株を発行し、400億円を調達すると発表した。払込期日は6月30日で、これにより債務超過の解消を見込む。
21年3月期の連結純損益は284億円の赤字だった。赤字幅は過去最大。人員削減や店舗の統廃合など徹底したコストカットを進め、収支改善を目指す。
【時事通信社】
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