日本ラッド、コロナワクチン接種対応クリニック向けAI無人電話予約システムを販売開始

　日本ラッド株式会社（JASDAQ 上場、本社:東京都港区虎ノ門、代表取締役社長:須澤通雅、以下 「日本ラッド」）は、新型コロナウイルス対策の切り札の一つと期待されているワクチン接種において、現在予約が集中するなどの問題があるワクチン予約の課題解決のアプローチとして、クリニック向けに特化したAI無人電話予約システムを開発、販売を開始致しました。

　本システムは、特にワクチン接種予約を自治体に代わり地場のクリニックが直接受け付ける分散予約方式を採用している自治体に所属するクリニックにおいて、クリニックの受付電話が予約着呼で鳴りやまず通常の診療にも支障が出るなどの課題が発生している状況を解決することを目的に、今回急遽特別に開発されたものです。開発にあたっては、昨年3月の豪華客船向け救急医療チーム向けに日本ラッドが無償技術支援したクラウドコールセンターのノウハウを活用して本システムを完成させました。

　小規模クリニックが迅速に導入できるように、以下のようなシンプルな仕様としています。

〇クリニックの受付電話をNTT ボイスワープ機能で本システムに全転送することで、受付電話が鳴りやまない状況を即日解消することができます（予約以外の電話は、自動応答の最初で「受付に繋ぐ」という選択肢を選択することで受付電話に回送することができます）。

〇発信者電話番号通知を利用して、自動的に予約者の電話番号と予約日時を紐づけます。このため、事前の予約券発行や住民識別番号のデータベース登録などが一切不要で、即日導入が可能です。予約枠の設定は簡単な書式のCSVファイルをエクセルで作成してアップロードするだけです。

〇発信者電話番号と予約が紐づけられるため、不正な予約やいたずらも発生しにくいしくみとなっています。

〇すべて自動音声応答の無人システムであり、予約希望者はダイヤルして選択肢をダイヤルで選んでいくだけで、最短30秒で予約やキャンセルが可能です。

〇クラウド技術のスケールアウト性能をフルに活かす作りになっており、物理電話回線がパンクしない限り自動的にシステム性能が自在に伸縮するため、多数の電話が一気に集中しても対応できるしくみとなっています。また、料金は使った分だけ課金される従量課金制で、利用が少なければ料金も少額で済みます。

■製品サイト:　https://www.nippon-rad.co.jp/medical/torutel/