- 2021/06/02 掲載
独ハイデルベルクセメント、世界初の排出ゼロの工場を計画
ドミニク・フォン・アフテン最高経営責任者(CEO)はロイターに「この業界でカーボン・ニュートラルの先駆者になりたいと考えている。脱炭素化の目標を設定するだけでなく、具体的なプロジェクトを実施し、スピードを上げていくことが重要だ」と語った。
改修費用は少なくとも1億ユーロ(1億2200万ドル)となる見込み。改修後は、工場の総排出量に相当する年間最大180万トンのCO2を回収できるという。
同工場は、スウェーデンのCO2排出量の約3%を占める。改修費用の大部分はスウェーデン政府が負担するという。
セメント生産は世界的にCO2の排出量が最も多い産業の一つ。ハイデルベルクセメントは、グループ全体で2025年までにCO2排出量を1990年比約30%削減することを目標としている。
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