- 2021/06/09 掲載
日経平均は続落、値動きに乏しい 景気敏感買いは継続
日経平均の値幅は上下約130円にとどまった。10日に5月米消費者物価指数(CPI)、11日にメジャーSQ(特別清算指数)の算出を控えて方向感に乏しく、日経平均は1日を通してマイナス圏での一進一退の動きが続いた。
松井証券のシニアマーケットアナリスト、窪田朋一郎氏は「4月の米CPIは株価急落の引き金となったこともあり、見極めムードが強まっている。セクターに偏りが出ており、製造業売りの非製造業買いといった動きが今日も続いている」との見方を示した。
TOPIXは7日ぶりに反落し0.28%安。東証1部の売買代金は2兆3029億6600万円。東証33業種では、空運業、不動産業、鉱業などの15業種が値上がり。海運業、パルプ・紙、証券業などの18業種は値下がりした。
個別では、 米国でのアルツハイマー新薬承認が好感されたエーザイが連日のストップ高比例配分(前営業日比16.26%高の1万0755円)となった。
そのほか、東京エレクトロン、ダイキン工業、ファーストリテイリング、アドバンテスト、信越化学工業が軟調。5銘柄で日経平均を約119円押し下げる格好となった。ファナック、テルモは上昇した。
東証1部の騰落数は、値上がり972銘柄に対し、値下がりが1106銘柄、変わらずが115銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28860.80 -102.76 28901.56 28,801.83─28,932.03
TOPIX 1957.14 -5.51 1960.58 1,955.89─1,963.69
東証出来高(万株) 99445.00 東証売買代金(億円) 23029.66
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