- 2021/06/15 掲載
NYダウ、反落=ナスダックは最高値
【ニューヨーク時事】週明け14日のニューヨーク株式相場は、量的緩和の早期縮小への警戒感から売りが先行し、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比85.85ドル安の3万4393.75ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同104.72ポイント高の1万4174.14と、終値での史上最高値を更新した。
インフレ率上昇への懸念が広がる中、米連邦準備制度理事会(FRB)は15、16の両日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。市場では、現行の金融緩和を維持するとの見方が大勢だが、今後の量的緩和縮小に関する議論が注目されている。FOMC参加者の政策金利と経済の見通しも公表される予定で、利上げ想定時期が前倒しされるとの観測も浮上する。
市場では、FRBの量的緩和縮小をめぐるスタンスを見極めたいとの思惑から、積極的な取引を控える動きが広がった。景気回復期待から上昇基調にあった銘柄を中心に売りが先行した。
【時事通信社】
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