- 2021/06/18 掲載
政井日銀審議委員が棄権=民間再就職で中立確保―決定会合
日銀の政井貴子審議委員は18日、金融政策決定会合の議決で賛否を表明せず棄権した。政井委員については、民間企業の社外取締役に就任する人事が既に公表されている。日銀によると、民間企業に再就職する審議委員の議決に関するルールはないが、中立性・公正性を明確にするため政井氏が自ら棄権を申し出たという。
決定会合での棄権は2004年12月会合の水野温氏委員(当時)以来、16年半ぶり。
政井委員は外資系金融機関や新生銀行を経て、16年に審議委員に就任。今月29日に5年の任期が満了となり、7月1日付で飛島建設と三菱ケミカルホールディングスの社外取締役に就く。
【時事通信社】 〔写真説明〕日銀の政井貴子審議委員=4月27日、同行本店
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