- 2021/06/21 掲載
東芝、2月の監査委報告公表=「不当な干渉認められず」―総会問題
東芝は21日、昨年7月の定時株主総会で一部株主に不当な圧力をかけたとされる問題をめぐり、同社の監査委員会が今年2月にかけ実施した調査の報告書を公表した。監査委は既に東芝の圧力を否定する見解を示しているが、報告書の詳細が明らかになるのは初めて。監査委が「不当な干渉は認められなかった」との結論を出していたことが改めて示された。
東芝をめぐっては、外部弁護士が今月10日、昨年の総会で同社が不当な圧力をかけたとする調査報告書を公表。25日の定時総会を前に、株主からの批判が強まっている。今回、外部弁護士が「機能不全」と指弾した監査委の調査結果の詳細を開示することで透明性を高め、株主の理解を得る狙いがあるとみられる。
【時事通信社】
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