- 2021/06/22 掲載
フェイスブック、音声交流とポッドキャストサービス開始
フェイスブックは音声を「一流の媒体」にしたいと訴える。最近は米短文投稿サイトのツイッターや、チャットサービスを手掛ける米ディスコードが音声交流サービスを提供し始めた。スウェーデンの音楽配信大手のスポティファイは16日に音声交流サービス「グリーンルーム」を発足。ビジネス対話アプリを手掛けるスラックとビジネス向け交流サイトの米リンクトイン、米オンライン掲示板サービスのレディットも同様のサービス提供に向けて取り組んでいる。
フェイスブックの音声サービスは米国で、米アップルの基本ソフト(OS)「iOS」を搭載する端末を使う著名人や、特定のフェイスブックグループがライブの音声ルームを作ることができる。最大50人の講演者と無限の聴取者が参加可能となる。これらのユーザーは、話す権利のある「認証済みバッジ」を持たない人を招待できる。聴くのはiOSでも、米グーグルのOS「アンドロイド」でも可能となる。
フェイスブックは音声ルーム発足にあたり、音楽家やジャーナリスト、スポーツ選手などの著名人とパートナーを組んでいると表明。聴取者はフェイスブックのバーチャル通貨「スターズ」を著名人などのコンテンツクリエーターに支払うことで聴くことができる。フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、同社が2023年までコンテンツクリエーターから手数料を取らないと語っている。
米国のフェイスブックユーザーは、一部のポッドキャストも聴けるようになり、今後拡大していくという。
フェイスブックはこれまでに、問題のあるコンテンツの取り扱いで批判されてきた。今後はライブと録音されたコンテンツの取り扱いが課題となる。
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