- 2021/06/25 掲載
日経平均は続伸、米株上昇を好感 終値で2万9000円回復
24日の米国株式市場では、ナスダック総合指数とS&P総合500種指数が最高値を更新。ダウ工業株30種も322ドル値上がりした。バイデン大統領が超党派のインフラ投資計画に同意したことが追い風になった。
これを受けて日本株も上値を追って始まり、終始堅調な展開。円安が引き続き好感され輸出関連株に買いが入ったほか、米長期金利が落ち着いた動きとなっていることで「グロース系の銘柄も底堅くなってきた」(国内証券)という。
ただ、週末とあって参加者が少なく、見送りムードが強い。さらに、2万9000円を超えた水準では戻り売りの厚さが警戒されており、地合いの好転は確認されながらも上値を積極的に追う動きにはなっていない。
市場では、長期金利の落ち着きや円安など環境面が好転した上、「配当金の再投資が期待できる需給面など来週以降の上値追いが期待できるが、きょうは週末で商いが細り、後半は伸び悩んだ」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.80%高で終了。東証1部の売買代金は2兆1422億4500万円と引き続き低調となっている。東証33業種では鉄鋼、鉱業などが上昇し、値下がりは海運業など3業種にとどまった。
個別では、ソニーグループなど主力銘柄が総じてしっかりとなり、日本製鉄など景気敏感株の上昇が目立った。半面、指数寄与度が大きいファーストリテイリングはさえなかった。
東証1部の騰落数は、値上がり1595銘柄に対し、値下がりが504銘柄、変わらずが94銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29066.18 +190.95 29137.30 28992.74
─29174.17
TOPIX 1962.65 +15.55 1963.85 1955.17
─1965.32
東証出来高(万株) 90426 東証売買代金(億円) 21422.45
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