- 2021/06/25 掲載
米バークシャー、自社株買い加速のもよう 高値推移でも
エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジェームズ・シャナハン氏は、バークシャーが今年4月22日─6月22日に約51億5000万ドル、第2・四半期に約64億6000万ドルの自社株買いを行ったとの試算を示した。当該期間の平均株価を基に算出したという。
バークシャーのコメントは得られていない。
バフェット氏は、株式相場のバリュエーションの高まりや特別買収目的会社(SPAC)の増加で企業を完全買収する費用が上昇する中、自社株買いを積極的に行っている。
今年第1・四半期には66億ドル、2020年通年では過去最高の247億ドルを買い戻した。
一方、16年に321億ドルで買収した航空機部品メーカー、プレシジョン・キャストパーツ以降、大規模な企業買収は行っていない。今年3月末時点の現金・同等物は1454億ドルに上った。
こうした中、バフェット氏は23日、自身が保有する41億ドル超相当のバークシャー株を慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」と関連団体に寄付すると発表した。
規制当局への提出資料によると、この寄付によってバフェット氏が保有するバークシャー株の比率は15.8%になった。
別の提出資料で報告された今年3月末時点と4月22日時点の発行済み株式総数に基づくと、バフェット氏の保有比率はバークシャーの株式数が減少してきたことを示唆している。
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