- 2021/07/01 掲載
三菱製装置、JR6社で2万台=私鉄も利用、運行は各社継続
三菱電機の検査不正問題をめぐり、JR6社が利用する三菱電機製の鉄道車両向け空調装置が合計で約2万台に上ることが1日、分かった。私鉄でも、約1090両の全車両で導入していた小田急電鉄をはじめ多くの利用例が確認された。ただ、各社とも安全性に問題はないとして通常の運行を続ける方針だ。
JR各社のうち、空調装置の利用が最も多かったのは東日本の約9800台。次いで西日本が6100台、東海が3800台だった。
三菱電機ではブレーキやドアの開閉に用いられる空気圧縮機ユニットでも不正検査が行われていたが、東日本は納入実績がなかったことを確認。東海と西日本は利用していたが、全て正式な検査を経た製品だった。残る各社も実態の把握を急ぐ。
【時事通信社】 〔写真説明〕鉄道用空調装置の画像が掲載された三菱電機のホームページ=1日午後
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