- 2021/07/03 掲載
中国当局、配車サービスの滴滴を調査 セキュリティー懸念で
CACはホームページで、ディディが調査中に新たなユーザーを登録することができないと述べた。ディディは2日前にNYSEに上場したばかりだ。
ディディはロイターに対する声明で、サイバーセキュリティーのリスクに関する包括的な調査を実施する予定であり、関連当局に全面的に協力すると述べた。
中国当局はここ数年、国内の大手テクノロジー企業に対する規制を強化してきた。企業に対して主要なデータを適切に収集・管理するように要求している。
CACはディディの調査に関する詳細を明らかにしなかったが、国家安全法とサイバーセキュリティー法に言及し、調査の目的がデータの機密保護に関するリスクを防ぐものでもあると説明した。
中国と世界15カ所超の市場で広範なサービスを提供するディディは毎日、膨大な量の移動データをリアルタイムで収集している。一部のデータは自動運転技術や交通量分析に使っている。
レデックス・リサーチのアナリスト、カーク・ブードリー氏は「ディディは規制当局からかなり圧力を受けているようだ。短期的な影響は、調査がどのくらい続くかによるが、ディディの顧客ベースは十分大きいためわれわれの業績予想はまだ変えない」と述べた。
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