- 2021/07/05 掲載
景気は基調として持ち直し、コロナ収束すれば前向きの循環へ=日銀総裁
消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、携帯電話通信料の引き下げの影響などがみられる一方、エネルギー価格は上昇している。総裁は、目先の消費者物価は「ゼロ%程度で推移すると予想される」とし、今後は、一時的な要因が剥落すれば徐々に上昇率を高めていくとの見通しを示した。
金融システムについては、全体として安定性を維持していると指摘。金融環境では企業の資金繰りに厳しさがみられるものの、全体として緩和した状態にあるとした。その上で、企業など資金繰り支援と市場の安定維持に努めていくと同時に、必要があれば躊躇(ちゅうちょ)なく追加的な金融緩和措置を講じると述べた。
(杉山健太郎 編集:田中志保)
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